2014年の神待ちJKの実態

公開日:  最終更新日:2015/10/22

女の子達とカラオケで遊んでいる最中に、後輩から金を貸して欲しいとの連絡。

「貸すか貸さないかは、会って事情を聴いてから決める。」

そう言って、俺は近所に住む後輩の家に寄った。

この日、後輩の家に転がり込んでいる家出中の17才のJKに出会った。家出の原因は悲惨である。義理の父親に犯されそうになったらしい。パートに出勤中の母親に電話をかけて助けを求めたところ、母親は娘の言うことを全く信じなかったことに起因する。ショックを受けたJKは、そのまま家に戻ることはなく、家から30キロ以上離れた友人の家に潜伏しているのである。

非常に後味が悪い話だった。俺の後輩はパクられる可能性を覚悟して家に泊めているのだった。現在、真剣に交際していると言うのだが、この状況は極めてヤツに不利である。俺は後輩にアドバイスできることはたった一つだった。家出JKが使用した携帯から、後輩の連絡履歴をすべて消すように指示した。もちろん、後輩の携帯の電話履歴も、いつでもクリアしておけと伝える。しかし、彼女は携帯を使って後輩と出会ったわけではなかった。

俺は、JKの可哀想な姿を見て、同情で3万円だけ後輩に金を貸してあげた。

行き場所を失っている神待ちJK

神待ち
彼女の境遇を後輩は俺に語り続ける。 家出中のJKの逃走劇は漫画のような展開だった。最近の未成年に焼いする法律改正で、夜の、繁華街で女子高生は1人では歩けない。生活安全課の捜査員が未成年の補導に目を光らせているからだ。絶対に家に戻りたくない神待ちJKは、一度、補導されかけたようだが、間一髪、逃げ出すことに成功したらしい。それ以来、警戒して繁華街も歩けなくなったとのこと。

彼女に残された武器はガラケー1本。それも、いつ止まるかもしれない携帯電話だったらしい。

無料の掲示板に神待ちのメッセージを入れる毎日が続いたとのこと。彼女の名誉の為に、誤解がないように念を押すが、この神待ちJKは身体を売っていたわけじゃない。純粋に、助けてくれる神の降臨を願っていたのだ。だが、世の中は甘くはない。ほとんどの男性は、下心を抱いて彼女に接してきたらしい。

義理の父親と同様に、犯されそうになったり、愛人になるように迫られたり、散々な目に遭いながら逃走を続ける。

ネットカフェで神に出会う

神待ちJKは、神から援助されたお金を元に、ネットカフェで寝泊りする。懲りない彼女は、ネカフェのPCを使って神を探し続ける。無償で援助してくれる本物の神様を見つけるためにである。時には手コキなどで、わずかばかりのお金を得ていたらしい。世の中の男、全員を敵視するような病んだ考えが根付いても仕方ないように思える。しかし、彼女は幸いなことに、多少なりともマトモな神に出会う。それが俺の後輩である鉄骨職人でもあるガテン系の元ヤンキー君だ。

先が見えない二人

後輩宅で、彼女が先に寝室で寝ている。俺と後輩は酒を飲みながら、家出JKについて語り合っていた。後輩は、真剣に家出JKを救いたいと言う。俺は聞いた。「お前は本当にあの娘が好きなのか?救えるの?」友達は、しばらく無言になった後に答えた。「俺にもわからない・・・」それを聞いた俺は何ともやり切れない思いに駆られる。俺から見ても、二人は付き合っていると言うが、JKから依存されているようにしか映らない。それは、愛情ではなく、寄る術もない女子高生が神様に依存しているそれである。

JKの親は鬼畜も同然。話し合うのは無駄だろうし、下手すれば後輩は訴えられないとも限らない。かと言って警察はアテにはならない。施設に入れられることを恐れているJKは、絶対に行政への相談は拒否している。まさしく、ガチに手詰まりといった状態だ。恐らくは捜索願いも出ているであろう。このままでは、後輩も巻き添えになって逮捕されかねない。

援デリと言う闇業者の勧誘

さらに後輩を悩ませているのが、家出JKに援デリ女性から甘い勧誘を受けているとのことだ。彼女が掲示板で神待ち中に、ネカフェのパソコンを通じてA美と言う援デリグループに属する女と知り合ったらしい。泊まる場所を提供してくれて、毎月最低でも50万は稼がせると誘われているらしい。JKは後輩に何でも包み隠さずに相談しているようだ。彼女は援交でも何でもしてでも、自立して家を借りたいらしい。それには金が必要だ。後輩もガテン系職人なので、そこそこは収入があるが、サラ金に借金があり首が回らない状態。後輩が神待ちJKにできることは、泊まる場所の提供とご飯を食べさせるのがやっとだ。

未成年を派遣する援デリグループについて調べてみた。日本全国に散らばる地下組織である。主に、ハッピーメールやワクワクメールなどの大手の出会い系サイトで、打ち子と言われる男女が、援交希望の男性との約束をとってくる。その後にキャスト登録をしている少女が派遣されると言う仕組みである。家の提供はもちろん。JKの援交の斡旋をして、持ちつ持たれつの関係を築き合う。行き場の失った神待ちJKやJCは、こうした援デリグループに吸い寄せられるように吸収されてゆくケースが多いらしい。

身体を売ることに追い込まれる神待ちJK

2014年現在の、追い込まれた神待ち少女は、夜は外もマトモに歩けない。補導を恐れて、マックに行けない。ゲームセンターにもいけない。ネカフェやカラオケに泊まりたくても金がない。神待ちしようにも、年々、利用できる出会い系サイトの規制が進む。年齢制限が設けられているので、神様を集客することもままならないからである。だから、援デリは、寄る術もない家出JKのセーフティーネットのような機能を果たしている。だから、やむを得ないから身体を売るしかない。これは現実に起きている2014年の神待ちJKの実態だと俺は感じた。

後輩と神待ち女子高生のその後

それから数週間後。同棲中の神待ちJKは突然消えた。神待ちJKが援デリを始めたのか?それとも、警察に補導されたのかもしれない。後輩に知る術は全くなかった。

JKの携帯に後輩の連絡先は一切残されてはいない。後輩も、俺のアドバイス通りに、彼女のネカフェで作った、フリーアドレスの連絡履歴も完全に消去していたからだ。たとえ、補導されたとしても、恐らくは彼女は後輩のことを何一つ喋らない可能性が高い。それだけは第三者の目に見てもわかる。神待ちJKにとっての後輩は神様だったからだ。

だが、後輩に深い傷跡を残したことは推察できた。結局、彼女を助けることなどはできなかったからである。

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